Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
チンピラ隊の活躍
青い銀色に光るまっぱだかの人間が、空中ではりつけになっているような感じでした。それが赤い目で、赤くもえる口を、ぱくぱくやって、こちらを見おろして、ケラケラと笑っているのですから、じつに、なんともいえない恐ろしさです。
やがて、青銀色の怪物が、手足を、もがもがやりはじめ、からだが、くるっとうしろむきになったり、また、前むきになったり、ふしぎな動きかたをしたかとおもうと、怪物は、ヒノキの葉の表面をつたって、また上のほうへ浮きあがっていくのでした。
そして、ヒノキの頂上までのぼって、しばらくからだを、ふらふらさせながら、ケラケラケラと笑っていましたが、ふしぎなことに、怪物のからだが、だんだん消えていって、あのまっ赤な目の首だけがのこり、つぎには、その首さえも、パッと消えうせてしまいました。
夜光人間は、ヒノキのてっぺんから、闇の空へまいあがったように見えました。いつかの墓場のときと同じです。怪物は、天にのぼってしまったのです。
チンピラ隊の活躍
杉本さんと四人の刑事は、しばらく、まっ暗な庭に立ちつくしていましたが、怪物が消えてしまっては、どうすることもできませんので、やがて、みんな、うちの中へひきあげました。