Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
アドニスの像
」
「そうでしょう。うちの子どもなんかも、小林少年に夢中ですからね。」
そこで明智がベルをおしますと、じきにドアがひらいて、りんごのようなほおをした小林少年の顔がのぞきました。
「小林君、四十面相が脱獄したんだ。そして、この神山さんのおうちにあるレンブラントの油絵を、ぬすみだすという予告をしたんだ。いつものやりくちだよ。で、いまから神山さんのおたくへいくのだが、きみもいっしょにきてくれないか。」
「ええ、つれてってください。でも、四十面相のやつ、どうして脱獄したのですか。」
「それは、車の中でゆっくり話す。かえだまをつかったんだよ。」
「あ、それじゃあ、いつかの手ですね。」
「うん、あいつのとくいのやりくちだ。……どうだ、小林君、むしゃぶるいが出ないかね。こんどは、きみに大役をつとめてもらうつもりだよ。」
「ええ、ぼく、なんでもやります。あいつには、ずいぶん、ひどいめにあっているのですからね。かたきうちです。」
そして、三人は階段をおり、アパートの入口にまたせてあった神山さんの自動車に乗って、港区の神山邸へといそぐのでした。
アドニスの像
明智探偵と小林少年は神山邸につくと、見はりをつとめている警官とも話しあい、やしきのうちそとを、くまなく見てまわり、ことにレンブラントの油絵のかかっている美術室は、ねんいりにしらべまし