Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
ポケット小僧
」
中村警部は、すこし、めんぼくないような顔で説明しました。
なるほど、警視庁としては、大失策にちがいありません。しかし、明智探偵と小林少年は、それほど失望しているようにも見えないのはなぜでしょう……。ふたりは、まだあきらめていなかったからです。四十面相のほうに、奥の手があれば、こちらにも、ちゃんと、もうひとつ奥の手が用意してあったからです。
ポケット小僧
お話は、すこし前にもどって、ヘリコプターが、日比谷公園の広っぱに着陸したところからはじまります。
ヘリコプターのまわりに集まっている新聞記者や、やじうまの中に、三人の小さな子どもがまじっていました。
三人とも、浮浪少年のような、きたないなりをしていましたが、その中に、まるで幼稚園の生徒のような、小さい少年がいました。
この三人は、小林少年の命令で、ここへやってきた、チンピラ隊の少年たちでした。いちばん小さい少年は、ポケット小僧と呼ばれているチンピラ隊員です。
この三少年は、ばらばらにはなれて、大ぜいのおとなのあいだを、りすのようにくぐりぬけて、ぬけめなく見はりをしていました。小林団長から、四十面相を見はっていて、なにかあやしいことがあったら、知らせるようにと、いいつけられていたのです。