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Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

あれで木をきりたおせばよい。」

この命令が、洞窟のそとに伝えられ、警官隊のなかの十人あまりが、木をきりたおすために、森のほうへかけだしていきました。

×    ×    ×

洞窟のおくには、四十面相が九人の部下にかこまれて、入口のほうを見ていました。あの美しい女の人は、どこかの部屋にかくれているのでしょう。ここにはすがたが見えません。

谷のところから十メートルもおくにいるのですが、中村警部の命令する声が、よく聞こえてきました。

「杉のまるたで、あそこへ、橋をかけるつもりらしいですね。」

ジャッキーが、かしらの顔を見ていいました。

「うん、こっちは、それをふせぐんだ。物置に、まさかりがあったはずだ。あれを持ってきて、橋をかけようとしたら、たたき落としてしまえ。」

四十面相が命令しました。五郎がいそいで物置へ走っていって、大きなまさかりをかつぎだしてきました。

×    ×    ×

三十分もすると、警官たちは六メートルほどの杉の木を二本たおして、枝をきりはらい、おおぜいでそれをかついで洞窟の中へやってきました。

「五、六人で、根もとのほうをしっかりもって、むこうがわへわたすんだ。