Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
そのこわいことを、わざとやって、きもったまを強くしようとしたのです。
少年たちのなかには、いたずらものがいて、頭から白いきれをかぶって、墓のうしろにかくれていて、おどかしたりするので、ちいさい少年たちは、この試胆会のときには、びくびくものでした。しかし、それがやっぱり、むかしの少年たちの、心を強くするのに役にたったものです。
少年探偵団員には、お化けが、ほんとうにいるなんて思っている少年は、ひとりもありませんでした。でも、まっ暗なところをひとりで歩くのは、やっぱり、うすきみがわるいのです。それで、暗闇なんかこわがらないようにするために、小林少年は、むかしの試胆会にならって、きもだめしの会を、ときどき、ひらくことにしていました。
今夜も、その会があるというので、おとうさんやおかあさんから、おゆるしのでた少年たちだけが、七人集まりました。場所は、世田谷区のはずれの木下君のおうちです。
木下昌一君は、やはり団員のひとりなのですが、そのおうちのそばに、大きな森があって、きもだめしには、もってこいなので、夕方から、みんなが木下君のおうちに集まり、そとがまっ暗になるのを待って、その森へでかけていったのです。