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Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

夜光怪人

」

少年たちは、お化けなんか信じないはずだったではありませんか。

「化けものだって? そんなものがいて、たまるもんか。きみはなにかを、見まちがえたんだよ。」

野田という少年が、しかりつけるようにいいました。野田君は、柔道をならっている強い少年でした。

「見まちがえるもんか。ぼくはそんな弱むしじゃない。たしかに、首だけの化けものが飛んできたんだ。まっ赤な目がもえるように光っていた。口から火を吹くように見えた。そして、顔ぜんたいが、銀色なんだ。……ひとだまじゃないよ。ひとだまに目や口があるはずはない。」

井上君は、やっきとなっていいはるのでした。

「それじゃ、みんなで、そいつを、たしかめに行こうじゃないか。」

小林少年が、決心したようにいいました。

「うん、行こう、行こう。」

みなが、口をそろえて賛成しました。お化けと聞いて逃げだすような、おくびょうものは、ひとりもいなかったのです。

「じゃあ、ぼくについてくるんだよ。」

小林君は、そういって、さきにたって、まっ暗な森の中へ、ふみこんでいくのでした。

夜光怪人

小林君をさきにたてて、七人の少年が、森の中へはいっていきましたが、森の中は、ただまっ暗で、あやしい光りものなどは、どこにも見えません。