Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
いよいよ人間わざではありません。やっぱり星の世界からきた怪物なのでしょうか。
みるまに、銀色のやつは、スギの木のてっぺんまでのぼりました。そして、パッと、すがたを消してしまったのです。
いつまで待っても、怪物がすがたをあらわさないので、こちらのふたりは、おしょうさまの部屋にもどって、このことをしらせ、すぐに一一〇番へ電話をかけました。
すると、五分もたたないうちに、白いパトロール=カーがかけつけ、車内にそなえつけてあった小型の探照灯で、墓地やスギの木をてらして、しらべてくれましたが、怪物のすがたは、どこにもありませんでした。
では、怪物は、スギの木をスルスルとのぼって、そのてっぺんから、闇の空たかく消えていってしまったのでしょうか。そして、どこかの星の世界へ、かえってしまったのでしょうか。
こうして、夜光怪人は、東京のあちこちへ、三ども、すがたをあらわし、三どめには、警官がかけつけるというさわぎになりましたので、新聞がだまっているはずはありません。東京の新聞はもちろん、地方の新聞までが、この奇怪な夜光怪人の記事を、でかでかとのせました。
血なまぐさい犯罪の記事になれている読者も、このお化けみたいな銀色怪人の出現には、すっかり、おどろいてしまいました。