Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
からだでぶつかって、ドアをやぶろうか。」
「いやまて、それよりも合いかぎのほうがはやい。ぼくがご主人を呼んでくるから待っててくれ。」
ひとりの刑事が、そう叫んで、奥のほうへかけだしていきましたが、やがて、主人の赤森さんをつれてもどってきました。
赤森さんは、用意してきた合いかぎで、すぐにドアをひらきました。
ふたりの刑事は、そこからとびこんでいきましたが、まっ暗で、なにがなんだかわかりません。
「ご主人! スイッチはどこですか、電灯をつけてください。」
その声に、赤森さんも部屋の中へふみいり、手さぐりで電灯のスイッチをおしました。パッと明るくなった部屋の中。
「アッ、明智先生が……。」
三人は、たおれている明智探偵のそばへかけよりました。名探偵は、ぐったりとなって、気をうしなっているようです。
「明智先生! しっかりしてください。」
だきおこして、ゆすぶっても、目をふさいだまま、てごたえがありません。
しかし、あいてはどこへいったのでしょう。
部屋の中には明智のほかに、だれもいないのです。
そのとき、庭にめんした窓のガラスを、コツコツと、たたく音が聞こえました。