Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
みると、庭にいた三人の刑事の顔が、ガラスのそとに、かさなりあっています。電灯がついてから、こちらの刑事たちのすがたが見えたので、かけつけてきたのでしょう。
部屋の中の刑事が、かけがねをはずして窓をひらきますと、三人の刑事は窓をのりこえて、部屋の中にはいってきました。
みんなで、明智探偵を取りかこんで、名を呼んだり、からだをゆすったりしていましたが、すると、名探偵はやっと正気づいて、目をひらき、キョロキョロと、あたりを見まわすのでした。
「あいつは、とらえましたか……。」
明智が、顔をしかめながら、力のない声でたずねます。
「あいつって、夜光怪人のことですか。」
明智は、「もちろん。」といわぬばかりに、うなずいてみせます。
「ぼくたちが、はいってきたときには、もうだれもいなかったです。……しかし、どこから逃げたのかな。ドアにも窓にも、ちゃんとしまりができていたのに……。」
すると、庭にいた刑事のひとりが、それをひきとって、
「そういえば、もっとへんなことがある。ぼくたちは、夜光怪人の首が、あの窓のところへ飛んでくるのを見ました。そして窓の前で、スウッと消えてしまったのです。