Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
「松下でないとすると、だれだと思うね。」
「なにッ、さては、きさまッ。」
「おっと、身うごきしちゃいけない。ぼくの手がくるったら、みんなおだぶつだからね。それに、きみの背中にかたいものがあたっているのが、わかるかね。ピストルのつつ先だよ。きみのうしろに、ぼくの助手の小男がうずくまって、ピストルをつきつけているんだよ。手むかいをすれば、きみの命はないんだぜ。」
「ちきしょうッ! きさま、いったいなにものだッ? 敵か味方か。まさか味方じゃあないだろう。すると、さっき、屋根の上から、おれを助けてくれたのは、どういうわけだ。」
「助けたんじゃあない。つかまえたんだよ。そして、いまきみを警視庁へつれていくところさ。」
「それじゃあ、きさま、警視庁のやろうかッ。」
「そうでもないよ。おい、四十面相、ぼくをわすれたのかね。」
操縦士はそういって、ポケットから、あぶらをしませた手ぬぐいをだすと、それでじぶんの顔を、ぐるぐると、なでまわしました。変装のけしょうを、ふきとったのです。
「アッ、きさま、明智小五郎だなッ。」
「ウフフフフフ……、やっとわかったかね。そして、きみのうしろからピストルをつきつけているのは、ぼくの少年助手の小林だよ。