Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
「おまわりさん、ほんとうだよ。はやくしないと、あいつ、逃げちゃうじゃないか。おじさんは四十面相しらないのかい? おっそろしい大どろぼうだぜ。」
ポケット小僧は、警官の手にすがりついて、一生懸命に叫びました。
「こら、あっちへいくんだ。ここは、おまえたちのくるところじゃない。ちんぴらのくせに、警官をからかうなんて、けしからんやつだ。」
警官が、つかまれている手をいきおいよくふりきったものですから、ポケット小僧は、石段の上に、ころがってしまいました。
「アッ、いたい。おじさん、なにをするんだい!」
やっとおきあがって、おしりをさすりながら、
「子どもだとおもって、ばかにしてるんだな。そうじゃないよ、からかってるんじゃないよ。ほんとうだよ。あいつ四十面相だよ。はやく……はやくしないと、逃げちゃうよ。」
「くどいやつだな。あっちへいけというのに。」
警官は、よこをむいて、しらぬふりをしようとしました。
「アーッ、そうだ。ここに明智先生がきているだろう。名探偵の明智小五郎先生だよ。おれ、あの先生のでしなんだよ。チンピラ隊っていう子どもの探偵団だ。明智先生にそういってくれよ。