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Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

きめんじょう……鬼面城……奇面城。あてはまる字といっては、まずこのふたつです。どちらにしても、恐ろしい名まえです。いったい、その鬼面城、または奇面城というのは、どこにあるのでしょう。そして、それはどんなに奇怪なお城なのでしょう。

ポケット小僧には、そこまではわかりませんでしたが、いまの話の「恐ろしげな名まえ」ということばで、いよいよきみがわるくなってきました。きめんじょうへつれていかれて、どんなめにあわされるのかと思うと、さすがだいたんなポケット小僧も、からだが、ゾウッと寒くなってくるのでした。

ヘリコプターは一時間ちかくも飛んで、やっとどこかへ着陸しました。

ドアのひらく音。人のおりるけはい。そして、かばんは持ちあげられ、どこかへはこんでいかれます。

どうも、ひどくさびしい場所のようです。空気がつめたいらしく、かばんの中にいても、おそろしく寒いのです。

それから、長いあいだぐるぐる回り歩いているようでしたが、やがてかばんは、どこかへおろされました。

どうも、ふつうの家の中へ持ちこまれたような感じがしません。といって、空気がすこしも動かないのをみると、原っぱでもありません。