Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
洋服ばかりではありません。一足のやぶれ靴と、それから、しらがのかつらのようなもの、つけひげのようなものまで、そこに投げすててあります。
泰二君は、それらのものをながめているうちに、さっきの怪老人の着ていた洋服、はいていた靴、それから、しらが頭、あの白ひげにそっくりであることに気づいて、あっけにとられてしまいました。いったいこれはどうしたというわけでしょう。
「ハハハ……。わかったかね。あの乞食じじいは、このわしだったのさ。たった今、その変装をぬいで、もとのわしにかえったばかりじゃよ。」
泰二君はギョッとして、思わず二、三歩あとじさりをしました。
「ハハハ……、びっくりしているね、どうじゃ、わしの変装はうまいものだろう。」
「おじさん、あなたはいったい、だれですッ。」泰二君は、いざといえば、逃げだす身がまえをしながら、するどくたずねました。
「ハハハ……、わしの名が知りたいのか。わしは蛭田博士、医学博士じゃ。さっきもいうとおり、この家の主人じゃよ。」
「では、なぜ、あんなじいさんに変装して、窓からしのびこんだりなんかしたんです。主人が、自分の家へ、窓からはいるなんて、へんじゃありませんか。