Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
小魔人
コックリコックリと、例の機械人形の歩きかたです。われながら気味がわるいけれども、青銅のよろいを着ていると、そういう歩きかたしかできないのです。
部屋と部屋のあいだは、廊下ではなくて、せまい石のトンネルでつながっています。うす暗いトンネルを十歩ほど行くと、道が二つにわかれて、その左のほうの行きあたりに、がんじょうな板戸がしまっていました。
道化ものが「あけてごらん。」というような身ぶりをするものですから、小林君は何げなく、不自由な青銅の指で、その重いドアーをひらきましたが、一目部屋の中を見るとギョッとして、思わず、板戸をしめてしまいました。
その広い石の部屋の中には、大きな銅像みたいな、あの青銅の魔人が、ニューッと立ちはだかって、こちらをにらみつけていたからです。
小魔人
「エヘヘヘヽヽヽヽ、おどろいたかい。だがね、まだまだおどろくことがあるんだよ。三分間、かっきり三分間、そのドアーを、中からひらかないように、グッとおさえていてごらん。いいかい、三分間だよ。」
道化ものは、まっかな口でヘラヘラ笑いながら、だんだらぞめのパジャマのそでを、たくしあげて、りっぱな宝石入りの腕時計をながめるのでした。