Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
寝室の魔術
寝室の魔術
小林君、昌一君、雪子ちゃんの三人は、どうなるのでしょう。このまま水におぼれてしまうのでしょうか。それにしても、あのおそろしい水はどこからわいて来たのでしょう。魔人は三人の子供のいのちをとるために、あんなしかけをしておいたのでしょうか。どうもそうではなさそうです。これには何かわけがあるのです。
地の底でこんなさわぎのあった、ちょうどそのころ、地上にまた、おそろしい事件がおこっていました。
港区にある手塚さんのおうちは、昌一君と雪子ちゃんが、行くえ不明になって、もう一週間も帰ってこないので、大へんなさわぎでした。そのうえ、青銅の魔人は、ふたりの子供をさらって行っただけでは、まだたりないのか、そののちも、時々手塚家に姿をあらわすので、警察ではたえず手塚家のまわりに、見はりの刑事をおくことにしました。
ちょうど昌一君たちが水におぼれていたころです。夜中の十二時、ひとりの刑事が手塚家の庭に、寝ずの番をしていました。刑事がしゃがんでいる、木のしげみの間から、手塚さんの寝室の窓が見えます。黄色いカーテンがひいてあって、それに寝台のまくらもとの電灯の光があたっているので、やみの中に窓だけが、映画のスクリーンのように、うきだしているのです。