Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
また、きみ自身さえ、わしが何者か知らぬくらいじゃから、きみのおとうさんやおかあさんが、わしというものを知っているはずはない。つまり、きみがこの家へ来たということは、あの老人とわしのほかには、だれも知らぬのじゃ。ところがあの老人は、すなわちこのわしじゃから、広い世界に、きみがここへ来たことを知っているのは、わしのほかにはひとりもないのじゃ。わかったかね。
だから、もしきみのおとうさんが、警察にたのんで、きみのゆくえを捜索したところで、けっしてわかるはずはない。わしのほうで少しもむりをしていないのじゃから、手がかりというものが、これから先もないからじゃ。つまり、きみは完全に、永久に、わしのとりことなったわけじゃ。ハハハ……。」蛭田博士は、さもゆかいでたまらないというように、にくにくしく笑うのでした。
泰二君は、あまりのおそろしさに、口もきけないほどでしたが、もういよいよのがれる道がないときまると、子どもながら、かえって、度胸がすわってきました。そして、この魔法使いみたいな顔をした博士が、むしょうににくらしくなってきました。
「き、きみは、ぼくになんのうらみがあるんです。