Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
第二の広い空洞へ出たのです。
「おや、また広くなったね。さあ、また岩にさわりながら、右のほうへまわるんだよ。」小林君のさしずで、みんながつめたいでこぼこの岩はだをなでながら、大空洞の周囲をまわりはじめたときでした。列のうしろのほうから、
「アッ!」というさけび声がしたかと思うと、何かドサッとたおれるような物音が聞こえました。
「おい、どうしたの? 今さけんだのはだれだい。」小林君の声に、うしろのほうから桂君が答えました。
「篠崎君がつまずいてたおれたんですよ。」
小林君が懐中電灯をふりてらしながら、列のうしろへもどってみますと、その光の中に、たおれた篠崎少年が、顔をしかめながら、起きあがろうとしているところでした。
「大じょうぶかい。けがはなかった?」
「ウン、けがはしないけれど……。」
「え、けがはしないけど?」
「なんだかへんだよ。」
「へんって、何がへんなの?」
「ぼく、とんでもないことしてしまったらしいのだよ。」
「エッ、とんでもないことって?」
「ひもが切れたんじゃないかしら。ほら、いくら引っぱっても、手ごたえがないんだよ。引っぱれば引っぱるだけ、いくらでもズルズルとこちらへ寄ってくるんだよ。