Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme

Aozora Bunko

コウモリがピストルを持つなんて、なんだかおかしい話ですが、それらの大コウモリは、みな二十面相の部下の人間が変装しているのですから、ピストルのねらいをさだめたところで、少しもふしぎではありません。

「ワハハハ……。」とつぜん、二十面相がたまりかねたように、笑いだしました。すると、その声が洞くつにこだまして、あちらからも、こちらからも、ぶきみな笑い声が聞こえてくるのです。

いや、こだまばかりではありません。五ひきの大コウモリが、声をそろえて笑っているのです。あのいやらしいまっかな口をひらいて、白い牙のような歯をむきだして、げらげらと笑っているのです。

「おい、探偵先生、おどろいたかい。ワハハハ……、おれがたったひとりぼっちだと思っていたのかね。きみたちのような大敵を相手に、いざというときの用意をしておかなかったとでも思っているのかね。さあ、そのピストルと懐中電灯をこちらへわたしたまえ。え、いやかね。ハハハ……、まさかいやとはいうまい。あの子どもの命と引きかえだからね。さあ、わたせ。わたさなきゃ、おれのあいず一つで、あの子どものひたいに穴があくんだぞ。」