Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
」と、おたずねになっても、ただ「友だちと勉強していたんです。」と答えるばかりで、なぜか、ほんとうのことを言おうとしないのでした。
おかあさまが、「泰ちゃん、ごはんまだなのでしょう。ちゃんと用意してありますから、早くおあがりなさい。」とおっしゃっても、泰二君はまるで、おかあさまや女中たちの顔を見るのがこわいとでもいうふうに、だまって勉強部屋へはいったまま、何をしているのか、コトリとも物音をたてませんでした。
いつもならば、八時ごろになりますと、おかあさまのお部屋へ来て「何かお菓子。」と、おねだりするのがくせのようになっているのですが、今夜はどうしたのか、いっこうに部屋を出てくるようすもありません。
おかあさまは、もう心配でたまらなくなったものですから、お菓子とお茶を持って、わざわざ泰二君の部屋へ、ようすを見にいかれました。すると、どうでしょう。いつもは十時ごろまでも起きている泰二君が、いつのまにかひとりでふとんをしいて、寝ているではありませんか。
「あら、もうおやすみなの? へんですわねえ、気分でも悪いんじゃない?」おかあさまが声をかけられても、泰二君は、だまりこんでいて返事もしません。