Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
なんの光だろうと、ふしぎに思って、目をそのほうに向けてみますと、天井から細い鉄のくさりで、へんなかっこうの石油ランプがさがっているのです。
あたりを見まわすと、そこは、今まで一度も見たことのない、ふしぎな部屋でした。四方のかべはお堀のどてのような石垣になっています。天井は太い材木をたてよこに組みあわせて、その上に厚い板がはってあるのです。床も大きな石をならべたままで、しきものもなく、道具といっては、木のベッドがただ一つあるだけ。そのベッドの上に、小林君は、今まで寝ていたのです。
「いったい、ここはどこなんだろう?」
しばらく考えているうちに、青銅の魔人が煙突からついらくしたこと、それを見ていた時、まっ黒なものがフワッと頭の上からかぶさって来て、そのまま何がなんだかわからなくなってしまったことを思いだしました。
「じゃあ、今まで気をうしなっていたんだな。それにしても、ここはだれのうちなんだろう?」
小林君はベッドからおりようとしましたが、なんだか、からだじゅうがしめつけられているようで、自由に動けないのです。やっとのことで、石の床に立って、ヨロヨロと二三歩あるきましたが、たちまち、アッとさけんで、たちすくんでしまいました。