Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
明智は懐中電灯をてらしながら、先に立って、そのはしごをおりて行きます。中村警部もあとからつづきます。
はしごをおりきると、背中をまげて、やっとあるけるほどの、せまいトンネルが、ズーッとつづいています。明智と警部とは、注意ぶかく、しかし、できるだけの早さで、その中を進んでいきました。
枝道でもあっては、事めんどうですが、さいわい、そういうものもなく、道はまっすぐに通じています。
しばらく進むと、明智はふと立ちどまりました。
「オヤ、これはなんだろう。」
トンネルのかべに、くりぬいたような穴があって、その中に、クシャクシャに丸めた着物がおいてあったのです。明智はそれを手にとって、ひろげて見ました。
「アッ、これは手塚さんのたんぜんだ。まだあたたかい。二十面相はこの穴の中に、変装の衣類などを、チャンと用意しておいたのだ。そして、今逃げだす時に、たんぜんをぬいで、まったく別の姿に変装して行ったものにちがいない。」
「ウーン、じつに用心ぶかいやつだね。しかし、あいつはどんな人物に変装して逃げたのだろう?」
探偵と、中村警部の声。
「二十面相のことだ。どんな意外な人物にばけたか、わかったものじゃないよ。