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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme

Aozora Bunko

おれはここの家の主人なんだぜ。ハハハ……。」

三人の少年は、そのみょうな笑い声に、思わずギョッとしましたが、むろんそんなことを本気に受けとることはできません。

「主人だって? そんなことがあるもんか。主人なら、なぜ他人の家みたいに、しのびこんだりなんかしたんだい。それに、きみは運転手じゃないか。運転手がこんなりっぱな家に住んでいるもんか。」斎藤君が口をとがらせていいかえしました。

「ハハハ……、かわいいことをいっている。おいおい、きみたちは少年探偵じゃないか。まさか変装ということを知らないわけでもなかろう。おれはほんものの運転手じゃない。きみたちを、ここへおびきよせるために、こんな姿に化けたまでさ。」

「じゃあ、じゃあ、きみは、いったいだれなんです。」

「ここの主人さ。蛭田博士というもんだ。ほら、この顔をよく見るがいい。」と言いながら、運転手帽をかなぐりすてて、右のてのひらで顔をツルリと一なでしたかと思うと、今までのやさしい顔は、たちまち消えうせて、見るもぶきみな相好にかわってしまいました。

モジャモジャとみだれた長い髪の毛、凶悪むざんなひたいのしわ、糸のように細められた、しかし、ものすごく光る目、キューッと三日月形にまげたまっ赤なくちびる、身の毛もよだつおそろしさです。