Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
これが手じゃ。手品師の種じゃ。おわかりかな。」
せむし探偵は、ここでまた、いちだんと男をあげました。専門家の中村捜査係長でさえも、このむぞうさな書類の発見には、ため息をついて感心したほどですから、新聞記者たちが目をまるくしたのも、むりではありません。
殿村探偵はとくい満面でした。まがった背中をむりにのばして、ごうぜんとそっくりかえり、右手には例のまがりくねったステッキをつき、左手のおや指を、チョッキのわきの下にかけて、残った四本の指で自分の胸をハタハタと、拍子をとるようにたたきながら、演説でもするようにしゃべりはじめました。
「さて、新聞記者諸君、四人の少年と機密文書とが、どんなに思いもよらぬ場所にかくしてあったか、また、それをわしが、どんなに手ぎわよく発見したか、それは諸君が今ごらんになったとおりじゃ。それだけでも、あすの朝刊に、三段や五段の記事にはことかかぬじゃろう。
だが、それにつけくわえて、わしはもう一つ重大なことを報告したいのじゃ。というのは、ほかでもない。この事件には、名探偵といわれる明智小五郎が、わしよりも早くから手をつけていたことじゃよ。