Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
心配を掛けて、お母様がお食を勧めるのにお前は何故喫べない、段々疲れるよ、詰らん事をくよ/\してはいけませんよ、お前と私と是れから只た一人のお母様だから孝行を尽さなければならないのに、お前がお母様に心配を掛けちゃア孝行に成りません、顔は何様なに成ったって構わぬ、それならば片輪女には亭主がないと云うものでも有るまい、何様な跛でもてんぼうでも皆な亭主を持って居ります、えゝ火傷したくらいで気落して、お飯も喫べられないなんて、気落してはなりません、お母様が勧めるからお食りなさい、喫べられないなんて其様な事はありませんよ」
母「喫べなせえヨウ、久右衞門どんが、是なれば宜かろうって水街道へ行って生魚を買って来たゞ、随分旨い物だ常なら食べるだけれど、やア食えよウ」
三「お喫りなさい何う云う様子だ、容体を云いなさい、えゝ、何か云うとお前は下を向いてホロ/\泣いてばかり居て、お母様に御心配かけて仕様がないじゃアありませんか、え、十二三の小娘じゃアあるまいし、よウ、えゝ、何う云うものだ」
母「そんなに小言云わねえが宜えってに、其処が病えだからハア手におえねえだよ、兄どんの側に居ると小言を云われるから己が側へ来い、さア此方へ来い、/\」