Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
五十六
安「刀を浄めて返せ、浄まれば許して遣わす」
惣「どの様に致せば浄まります事か、百姓風情で何も存じませんで」
安「知らんという事が有るか、浄めて返さんうちは勘弁罷り相成らぬ」
惣次郎もつく/″\困りましたが、お隅は平素から一角は酒の上が悪く我儘なのを知っております、また女が出ると柔かになる事も存じているから、却って斯う云う時は女の方が宜かろうと思って、後の方からつか/\と進み出まして、
隅「先生誠に暫く」
安「何んだ」
五十六
隅「麹屋の隅でございますが、只今私が旦那様のお供をして来て、つい例の麁忽者で駈出して躓きまして、足で蹴たの踏んだのという訳ではありませんが、一寸足が触りましたので、貴方と知っていれば宜しいのに、うっかり足が出ましたので、それ故先生様の御立腹で誠に私がお供に来て済みませんから、不調法でございますが何卒御勘弁なすって下さいな決して蹴たの踏んだのという訳でもなし、お供をして来て不調法が有っては、羽生村の旦那様に済みませんし、あの私の麁忽者の事は先生も御存じで入らっしゃいますから、お馴染甲斐に不調法の処は重々お詫を致しますから御勘弁を」