Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
三十三
ものが釣ってある。それへずぶりと斜にして有るは草苅鎌、甚藏が二十両に売付けた鎌を與助と云う下男が磨澄して、弁慶へ※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)して置いたので、其の鎌の処へ、屋根裏を伝わって来た蛇が纏い付き、二三度搦まりました、すると不思議なのは蛇がポツリと二つに切れて、縁側へ落ると、蛇の頭は胴から切れたなりに、床の処へ這入って来た時は、お累は驚きまして、
累「アレ蛇が」
と云う。新吉もぞっとする程身の毛立ったから、煙管を持って蛇の頭を無暗に撲つと、蛇の形は見えずなりました。怖い紛れにお累は新吉に縋り付く、その手を取って新枕、悪縁とは云いながら、たった一晩でお累が身重になります。これが怪談の始でございます。
三十三
新吉とお累は悪縁でございますが、夫婦になりましてからは、新吉が改心致しました、と申すのは、熟々考えれば唯不思議な事で、十月からは蛇が穴に入ると云うに、十一月に成って大きな蛇が出たり、又先頃墓場で見た時、身の毛立つ程驚いたのも、是は皆心の迷で有ったか、あゝ見えたのは怖い/\と思う