Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
與「ヘエ」
三「新吉が居る様なれば寄らねえが、新吉が居なければ一寸逢って行きたいから窃と覗いて様子を見て、新吉が居ては迚も顔出しは出来ぬ」
與「マア大概留守勝だと云うから、寄って上げておくんなさえ、ねえ、憫然で、貴方の手が切れてから誰も見舞にも行かぬ、仮令貴方の手が切れても、塩梅が悪いから村の者は見舞に行ったっても宜えが、それを行かぬてえから大概人の不人情も分っていまさア、何うか寄って顔を見て遣っておくんなさえ、私もお累さんが小せえうちから居りやすから、訪ねてえと思うが、訪ねる事が出来ねえが、表で逢っても、新吉さんお累さんの塩梅は何うで、と云うと、何だ汝は縁の切れた所の奉公人だ、くたばろうと何うしようと世話にはならねえ、と斯う云うので、彼の野郎彼様な奴ではなかったが、魔がさしたのか、始終はハア碌な事はねえ、お累さんに咎はねえけれどもそれえ聞くと遂足遠くなる訳で」
三「何たる因果でお累は彼様な悪党の不人情な奴を思い断れないというのは何かの業だ、よ、覗いて見なよ」
與「覗けませんよ」
三「なぜ」
與「何うも檐先へ顔を出すと蚊が舞って来て、鼻孔から這入って口から飛出しそうな蚊で、アヽ何うもえれえ蚊だ、誰も居ねえようで」