Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme

Aozora Bunko

廉があるだろう、然うじゃアねえか、え、おい、縁の切れた兄を何故敷居を跨がせて入れた、それが己の気に入らねえ、兄の釣った蚊帳なれば猶気に入らねえ、気色が悪いから是を売って他の蚊帳にするのだ」

累「何卒お金子がお入用なれば兄が金を三両程置いて参りましたから、是をお持ち遊ばして、蚊帳だけは何卒」

新「金を置いて行った、そうか、どれ見せろ」

作「だから金は何処から出るか知んねえ、富貴天にあり牡丹餅棚にありと神道者が云う通りだ、おいサア行くべえ」

新「行くったって三両許りじゃア、塩噌に足りねえといけねえ、蚊帳も序に持って行って質に入れ様じゃアねえか」

作「マア蚊帳は止せよ、子供が蚊に喰われるからと姉御が云うから、三両取ったら堪忍して遣って、子供が憫然だから蚊帳は止せよ」

新「何だ弱え事を云うな」

作「弱えたって人間だから、お内儀さんが塩梅の悪いのに憫然ぐれえ知って居らア、止せよ」

新「憫然も何も有るもんか、何を云やアがるのだ此ン畜生、蚊帳を放さねえか」

累「それは旦那様お情のうございます、金をお持ち遊ばして其の上蚊帳までも持って行っては私は構いませんが坊が憫然で」