Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
九十一
のも仏の結縁が深いので、誠に善い御因縁で、通常の人間で居ると悪い事許りするのだが、斯う遣って小さい内から寺へ這入ってれば、悪い事をしても高が知れてるが、お父様やお母さんも御承知で出家なすったのですか」
宗「そうじゃアありません、拠なく坊さんに成りました」
新「拠なく、それじゃアお父さんもお母さんも、お前さんの小さい中に死んで仕舞って、身寄頼りもなく、世話の仕手もないのでお寺へ這入ったという事もありまするが、そうですか」
音「なにそういう訳じゃアなえが、此のまア宗觀様ぐらえ憫然な人はねえだ」
新「じゃアお父さんやお母さんは無いのでございますか」
宗「はい、親父は七年前に死にました」
といいながらメソ/\泣出しました。
音「泣かねえが宜えと云うに、いつでも父様や母様の事を聞かれると宗觀様は直に泣き出すだ、親孝行な事だが、出家になるのは其処を諦める為だから泣くなと和尚様がよくいわっしゃるが、矢張り直に泣くだが、併し泣くも無理はねえだ」
新「へえ、それは何ういう因縁に成って居りますのです」
音「ねえ宗觀様、お前の父様は早く死んだっけ」