Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
十三
荒物屋の店の障子をがらりと明けて、飛上ったから、荒物屋さんでは驚きました。
女房「何ですねえ、恟りしますね」
と云うと、
新「ハイ/\/\」
と云ってブル/\慄えながら、ぴったり後を締めて障子の破れから戸外を覗いて居ります。
十三
女「まア何処の方です、突然人の家へ這入って、草鞋をはいたなりで坐ってサ、何うしたんだえ」
新「是は/\何うも誠に相済まぬが、今間違で詰らぬ奴に喧嘩を仕掛けられ、私は田舎武士で様子が知れぬから、面倒と思って、逃ると追掛けたから、是は堪らんと思って当家へ駈込みお店を荒して済みませんが、今覗いて見れば追掛けたのではない酒屋の御用が犬を嗾かけたのだ、私は只怖いと思ったものだから追掛けられたと心得たので、誠に相済みません」
女「困りますね、草鞋を脱いで下さい、泥だらけになって仕様がございませんね、アレ塩煎餅の壺へ足を踏みかけて、まアお前さん大変樽柿を潰したよ」
新「誠に済まないが、ツイ踏んで二つ潰したから、是は私が買って、あとは元の様に積んで置きます、あの出刃庖丁は何でげすな」
女「あれは柿の皮を剥くのでございますよ、何うも困りますね、だが買って下さればそれで宜うございますが、けれども貴方草鞋をおとんなさいナ」