Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme
この話の有無にかかわらず大原君は僕らの親友だから情誼として尋ねなければならん」小山「それでは昼飯の支度をさせよう。お徳や、ちょいと昼飯の支度をしておくれ」妻君「ハイ、ですが中川さんにはうっかりした物を差上げるとお笑い草の種になりますから困りましたね」主人「ナニ構うものか、どうせ知らないのだもの。知らないからお登和さんに教わって料理法を覚えなければならん。何でも差上げて悪い処は中川君に指摘してもらう方がいい」妻君「それに生憎今日は南京豆の煮たのがあるばかりで外に何の料理も出来ていませんし、魚屋もまだ来ず、家にあるものは鶏卵位ですから鶏卵で何か拵えましょうか。中川さん失礼ですが玉子はどうしたのが一番いいでしょう」中川「そうですね、妹は色々な玉子料理を拵えますが僕はよく知りません。しかし玉子は真誠の半熟が一番消化も良し、味も良いようです」主人「半熟に真誠と虚偽があるかね」中川「あるさ、真誠の半熟は非常にむずかしいもので我邦では医学博士の鈴木幸之助君が熱心なる研究の末に漸くその方法を発明された。米国では十年以前から行われている。今までの半熟というのは白身ばかり半分固まって黄身は少しも煮えておらん。