Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme
第七十九 三十六品
西洋料理のコールミートのような者ですね、それから四大碗といって、魚肉鳥肉を盛った大碗が四色、四中碗といってこれも野菜と肉類を色々に料理したのが四色、四大盤といって東坡肉やら海参やら鴿のようなものを盛ったのが四色、四点心といってこれは魚鳥や豚の肉と野菜とを固めたような料理が四色、それだけを食べてしまうと四大海といって汁物が出ます。これは西洋料理のサラダが出るような場合で一番最後の御馳走です。これで三十六碗になりましょう。この外に四鹹菜といって香の物が四色出ますから皆んなで四十品です。御飯も乾飯に稀飯といって固い御飯とお粥のようなものと二色出ます。ナンボ貴郎でもそれを残らず食べ尽す事は出来ますまい」大原「とても出来ません。しかし僕の両親へ御馳走する時には食べても食べなくてもその三十六碗だけ並べて見たいものです。どうでしょう。日本料理で三十六品のお料理を拵える事は出来ますまいか」と臍の緒切っての大奮発。
第七十九 三十六品
お登和嬢も行末は我身の親とすべき人を饗応するなり。なるべくは田舎に珍らしきくさぐさの料理を用意して新来の客に満足せしめたけれど時間の迫りしが何よりの当惑「大原さん、支那料理の三十六碗を拵えるには四、五日前から用意しなければなりません。