Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.757 Zeichen · 321 Bildschirme
第八十四 小児の衣服
搗上りたるものは即座に薄く切るべし。柔き処を切るは熟練を要す。干すにも天日にてなるべく速に干上ぐべし。雨天ならば火気にて遠方より干すべし。この軽焼餅はテンピかカステラ鍋の中にて狐色になるまで焼くをよしとす。
○風船あられは下谷区東黒門町七番地東英堂にあり。
第八十四 小児の衣服
半ば焦げたる軽焼煎餅は大原の前に供せられたり。大原はもっともらしく賞翫し「なるほどこれは軽くって美味い。今にお登和さんと婚礼して小供が出来たら乳離れ時分に必ずこの軽焼を拵えよう。それから小供の衣服も在来の日本風は大学のベルツ氏が竹の子着物と悪く言った通りで甚だ小供の発育を害する。付紐で腹を括りつけるから日本人の男女は大きくなってもいわゆるベルツ氏溝という溝が腹の真中に出来ているそうだ。してみると最初から洋服で育てなければならんが小児用の洋服を売っている所があるまいか」小山「そうさねー、横浜の八十九番へ行けば小児用の品物は何でもあるが東京では近頃素人の家で小児用の洋服を仕立てるものが沢山あるよ。現に僕の親戚の女の子は最初から洋服で育てたが手足の発育が非常に速くってちょうど六か月目にはズンズン匍匐出すし、丸一年にはドシドシ立って歩いた。