Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠3 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.131 Zeichen · 423 Bildschirme
でえだらぼっちというのは、どんな奴だか、これも俺らは知らねえが、恐ろしくでかい奴だという話だ。そのでえだらぼっちが、この八幡へ喧嘩をしかけに来るから、それで八幡様の前を明るくしておけという神主様の仰せだ。だから俺らはその仰せ通り今夜は不寝番で、お燈明へ油を差して歩くんだ」
油差と床几を手に持って外へ出た米友が、こんなことを言いました。そうして社の鳥居のところから始めて幾つもある木の燈籠や、石の燈籠をいちいち見て歩いて、消えそうなやつへは油を差して歩きました。歩くといっても、やはり米友は跛足です。それに背が低いからいちいち床几を下へ置いてその上へのって、それから油を差して歩きます。
境内を残る隈なく見廻って、油を差すべきものには差し終ってから米友は、また茶所へ帰って来ました。そうして熱いお茶を一杯いれて呑んでから、烏帽子を取って叩きつけるように抛り出して、また前のところへ胡坐をかいて、前のようにぼんやりとして、接待の茶釜の光るのと炭火のカンカンしているのをながめていましたが、程経てまた大欠伸をはじめてしまいました。
「眠ってえな」
と言って眼を擦りながら、