Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠3

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠3 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.131 Zeichen · 423 Bildschirme

Aozora Bunko

「そうかなあ」

与八はしきりにその印度人槍使いの大看板をながめていますから道庵が、

「与八、これがそんなに気に入ったか。それでは、こいつをひとつ見せてやろう」

「そうしておくんなさい」

「俺もこいつをひとつ見たいと思っていたのだ」

二十四文ずつの木戸銭を払って、道庵と与八はこの小屋の中へ入りました。

小屋の中は摺鉢のようになって、真中のところが興行場になっていて、見物は相撲を見ると同じように、四方から囲んで見ることになっています。

道庵と与八とは土間の程よいところに陣取って、与八は郁太郎を卸して膝にかかえ、物珍らしそうに、この大きな小屋がけの天井から板囲いっぱいになった見物人の方をながめて、

「たいへん人が入っている」

この時の前芸は駒廻しで、その次が足芸。

紋附を着て袴を穿いて襷をかけた娘が三人出て来て、台の上へ仰向きに寝て足でいろいろの芸をやる。それから力持、相撲のように太った女、諸肌脱ぎで和藤内のような風をしているその女の腹の上へ臼を載せて、その上で餅を搗いたり、その臼をまた手玉に取ったりする。

道庵はそれを見ながら、与八を相手にあたりかまわず無茶を言っては、鮨と饅頭を山の如く取って与八に食わせ、自分も食いながら、