Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
「ワハハハハ……、ワハハハハ……。」
森じゅうにひびきわたる、悪魔の笑い声でした。
少年たちは、おもわず、おたがいのからだを、だきあうようにして、立ちすくんでいました。まっ暗闇の中に、とほうもない笑い声だけがひびいているのは、じつにきみのわるいものです。
「アッ! でたッ!」
井上君が、おしころした声で叫びました。みんなは、ギョッとして、あたりを見まわしました。
ずっと、むこうです。森の木の間に、見えつかくれつ、あの銀色の首が、ふわふわと浮いているではありませんか。
少年たちは、いよいよ身をかたくして、じっと、その光る首を見つめました。
スウッと、一直線に飛ぶかとおもうと、また、ふわふわとただよい、その首は、だんだん、こちらへ近よってきます。
井上君のいったとおりです。銀色の顔、まんまるで、もえるようにまっ赤な目、ガッとひらいた赤い口、なんともいえない恐ろしい顔です。
「みんな、逃げちゃいけないよ。お化けなんて、いるはずはない。だれかが、ぼくたちをおどかすために、いたずらをしているんだ。きっと、そうだよ。だから、みんなで、あいつをつかまえてやろうじゃないか。