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Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

先生のかわりに、ぼくがおじゃましてもいいでしょうか。」

「あなたはどなたですか。なんだか子どものような声だが。」

杉本という人は、うたがわしげに聞きかえしました。

「ぼく、明智先生の少年助手の小林です。」

「ああ、あの有名な小林君ですか。うん、きみのことも、花崎検事から聞いていますよ。きみも、なかなかの名探偵だといっていました。ええ、きてください。明智先生が帰られるまで、きみに、わたしの宝物をまもってもらいましょう。」

「えっ、宝物ですって。」

「わたしのだいじな宝物です。それを夜光怪人がねらっているのですよ。では、すぐにきてくださいね。」

そして、杉本さんは、じぶんの家へくる道すじをおしえて、電話をきりました。

小林少年は、そばに立っているマユミさんの顔を見ました。

「ぼく、いってもいいでしょう。」

「ええ、いいわ。すぐに自動車で、おいでなさい。わたし、るす番をしているから。ゆだんなくやってくださいね。」

マユミさんは、小林少年の肩に手をかけて、はげますようにいうのでした。

小林君が世田谷の杉本さんのうちについたのは、八時ごろでした。りっぱなおやしきです。コンクリートの塀に、石の門、から草もようの鉄の扉、門をはいると、うえこみがあって、そのむこうに、二階だての西洋館がそびえていました。