Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

このことを警視庁にしらせて、どういうてだてをとればいいかを相談するためです。それにしても、小林少年は、いったいどうしたのでしょう。うちのほうへひきあげたのは、おとな五人だけで、小林君のすがたは見えませんでした。

小林君は、いつのまにか、そっとおとなたちのそばをはなれて、門のほうへ、さまよい出ていったのです。それは夜光人間が、ヒノキのてっぺんから消えうせるよりも、ずっとまえでした。

小林君は門のそとに出て、キョロキョロあたりを見まわしました。いったい、なにをさがしているのでしょう。

すると、道のむこうの、暗闇の中から、小さなもののすがたがあらわれ、チョコチョコと、こちらへかけよってきました。それが、門灯のぼんやりした光の中へ、近づいたのを見ると、小林君よりもずっと小さい少年でした。

なんて、きたない少年でしょう。顔はまっ黒によごれ、服はぼろぼろで、まるで、こじきの子みたいです。しかし、そのきたない顔のなかに、目だけが、かしこそうに、キラキラと、光っていました。

少年は、小林君のそばにかけよると、その耳に口をあてて、なにかぼそぼそと、ささやきました。