Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
そうすれば、また、ここへもどってこなければならない。あいつがむねがわらを、こえるのはすぐだけれども、自動車をむこうへまわすのはたいへんだ。それより、自動ばしごをのばしなさい。そうして、大屋根までとどかせてくれれば、ぼくの部下がのぼっていって、あいつをつかまえるよ。」
と、さしずをしました。
すると、ガラガラッとモーターがまわって、自動ばしごが、上へ上へとのびはじめました。そして、みるまに、大屋根の高さになったのです。
そういうことになれた、中村警部の部下のふたりの警官が、くつをぬぎ、上着をぬぎ、みがるないでたちになって、空にむかって、まっすぐに立っている自動ばしごを勇敢にのぼっていきます。
警官隊のうち、うらがわに三人ばかりのこして、みんな消防自動車のまわりに、集まっていました。主人の神山さんも、書生たちも、その中にまじっています。明智探偵と小林少年だけは、どこにも、すがたが見えないのでした。
四十面相が、屋根に逃げるすこしまえにも、ふたりは、どこかへ、すがたをくらましていましたが、このかんじんなときに、またもや、ゆくえがわからなくなってしまったのです。