Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
「こんやは、ぼくが、この部屋にかくれていることにしましょう。あなたは、ごじぶんの部屋へ、おひきとりくださって、けっこうです。ぼくひとりのほうが、つごうがいいのですよ。あとで、庭にいる刑事たちとも、うちあわせをして、あいつがやってきたら、ひっとらえる計画をたてます。じつは、ひとつ、うまい考えがあるのですよ。」
明智のたのもしげなことばに、赤森さんはすっかり安心して、
「どうかよろしくねがいます。日本一の名探偵といわれる先生に、見はりをしていただければ、こんな心じょうぶなことはありません。では、わたしは、あちらの部屋におりますから、ご用があったら、いつでも、ベルをおしてください。」
「それでは、この部屋のドアのかぎをおかしください。中からかぎをかけて、だれもはいれないようにしておきたいのです。」
赤森さんは、部屋のすみの戸だなのひきだしから、かぎをとりだして、明智探偵にわたし、そのまま、ドアのそとへ出ていきました。
あとに残った明智探偵は、入口のドアにかぎをかけてから、庭にめんした窓のところへいって、そとをのぞきました。
すると、ちょうどそこへ、ひとりの刑事がとおりかかりましたので、明智はその名をよび、刑事が、窓の近くへよってくるのを待って、ひそひそと、なにかささやきました。