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Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

むろん、それは、ふたりをアッといわせて、あざ笑うためだったのです。いや、もっと恐ろしいことを、たくらんでいるのではないでしょうか。

この地底の洞窟を、こっそり、つくっておいたのも、四十面相のしわざかもしれません。そして、いつも、仕事のじゃまをする小林少年とポケット小僧を、そこにとじこめ、なにかゾッとするような復讐を、たくらんでいるのかもしれません。

夜光怪人には、四十面相が、じぶんで化けることも、部下に化けさせることもあります。きょうは、四十面相は上山さんに化けていなければなりませんので、夜光怪人の役は部下にうけもたせたのでしょう。

小林少年は、グッと上をにらんで、どなりつけました。

「おい、四十面相くん。きみはヒスイの塔をぬすんだのだから、もう、このうちに用事はないはずだ。あとは逃げだすばかりだ。しかし、ぼくたちがいては、逃げだすじゃまになるから、こうして、この洞窟の中へ、とじこめておこうというわけだね。」

それをきくと、四十面相は、さもおかしそうに笑いました。

「ハハハ……、そのとおりだよ。きみたちは、ここにとじこめられたのさ。きみたちが、知恵をはたらかせれば、ここをぬけだすことができるかもしれない。