Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme

Aozora Bunko

そのとき、へんなことがおこりました。さっき四十面相が出てきた穴の石のふたが、グーッともちあがって、その下から、ニューッと、警官の帽子をかぶった顔があらわれたのです。

五人の警官たちが、鉄格子を上にあげるしかけのボタンを発見して、四十面相のあとを追ってきたのです。

石のふたのとれた穴から、つぎつぎと警官があらわれ、すぐ目のまえに四十面相がいるのを見ると、いきなり、とびかかっていって、大格闘になりました。警官たちも、網をかぶったままの格闘です。

ひとりに五人ですから、四十面相でも、かなうはずがありません。それに網をかぶせられているのですから、逃げだすことは、ぜったいにできません。とうとう手錠をはめられてしまいました。

四十面相がつかまったことがわかると、網にとりついていた八人のチンピラ隊は、「よいしょ、よいしょ。」とかけ声をかけて、網をめくってしまいましたので、警官たちは、やっと自由の身になることができました。

手錠をはめられた四十面相をまんなかに、五人の警官がそのまわりをとりかこんで、上山さんの門の前にいる警察自動車のほうへ、ひったてていくのでした。