Japanische Klassiker mit Furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lesen Sie 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 150.254 Zeichen · 300 Bildschirme
わくからはがしたときには、たしかにあの名画だったんだがなあ。明智君、ひとつこの手品の種あかしをしてくれないかね。」
それを聞くと、明智も笑いだして、
「きみは魔法つかいのくせに、あれがわからなかったのかい? きみの背中にピストルをあてているのは、おとなのオーバーを着ているけれども、じつは、ぼくの少年助手の小林なんだよ。この小林がその風景画のカンバスのまるめたのを持って、神山さんの美術室にかくれていたのさ。本だなのうしろにね。そして、きみが石膏像をやぶってあらわれ、レンブラントの絵をわくからはがして、棒のようにまるめて、ちょっと床においたときに、本だなのかげから、手をのばしてすりかえてしまったのだよ。小林君も、なかなか手品はうまいからね。ハハハハハ……。」
「ふうん、そうだったのか。これはいちばん、やられたね。きみのちんぴら助手も、すみにおけないよ……。ところできみは、これから、おれをどうしようというのだね。」
「わかっているじゃないか。さっき警視庁と無電で話したとおりだよ。日比谷公園の広っぱに、大ぜいの警官が待ちかまえている。そのなかへ、このヘリコプターを着陸させて、きみをひきわたすのさ。