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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme

Aozora Bunko

たとえ抵抗しようとしても、後ろ手にしばりあげられているうえ、四人のくっきょうな刑事がつきそっているのですから、どうすることもできはしません。

明智探偵、中村係長、相川技師長、それから小林君はじめ四人の少年は、まだ書斎にいのこり、新聞記者にとりかこまれ、質問ぜめにあっていました。

明智探偵は虫が知らすとでもいうのか、引かれていった蛭田博士のことが、なんとなく心配になって気が気ではないのですが、新聞記者というものは、記事をとるためには、戦争でもするような意気ごみですから、その執念ぶかいかこみを切りぬけることは、なかなかむずかしいのです。

それに、中村係長も、深く部下を信じていて、あの四人のものにまかせておけば、まんいちにも、まちがいなどおこるはずはないと、うけあったものですから、用心ぶかい明智も、つい、心をゆるしていたのです。

ところが、そのちょっとしたゆだんから、じつに取りかえしのつかぬ一大事をひきおこしてしまいました。どんな強い刑事が、何人いたところで、それを防ぐことはできなかったのです。それは力の争いではなくて、知恵の争いだったからです。四人の老練な刑事の知恵を一つに合わせても、とうてい悪人の悪知恵にはおよばなかったのです。