Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
夜番のじいさんです。われわれは、そのじいさんに犯人の逃げた方角をたずねたのですが、なんのかいもなかったのです。」
「え、夜番のじいさん? そいつは犯人の逃げた方角から歩いてきたのですか。」
「いいえ、夜番小屋の中にいたのです。われわれが外へよびだしてたずねたのです。」
「では、きみたちは、その夜番小屋の中へは、はいらなかったのですね。」
「ええ、むろんはいりゃしません。一秒でもおしいときですからね。」
「小屋の中をのぞいても見なかったのですか。」
「ええ、のぞきなんかしませんでした。しかし、どうしてそんなことを、おたずねになるのですか。犯人があの小屋の中にかくれていたとでもおっしゃるのですか。まさか、いくらおいぼれた夜番のじいさんでも、もし、犯人が小屋に逃げこめば、それを気づかぬというはずはありませんよ。」刑事は明智のみょうな質問を、少し腹だたしく感じたようすで答えました。
「いや、ぼくの考えているのは、そのぎゃくですよ。ぼくはそのとき、夜番のじいさんが、小屋の中のどこかにたおれていやしなかったかとうたがっているのです。」
「エッ、なんですって? じいさんはピンピンして、小屋の外へ出てきたのですよ。