Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
大任をはたした明智探偵は、いま二十面相の首からぬがしたばかりの大きなコウモリの頭部を手に持って、むきだしになった賊の顔をのぞきこんでいます。
それはじつに異様な光景でした。ぐるぐる巻きにしばられた大コウモリの胴体から、あの老猟師に変装したままの二十面相の首がはえているのです。人面獣心ということばがありますが、今こうして洞くつの中によこたわっている二十面相こそ、心も形も、世にもおそろしい人面獣心なのでした。
「明智君、やっぱりきみのほうがえらかったね。おれは負けた。きょうこそほんとうにおれはきみの前に頭をさげるよ。」
つかれはてて、青ざめた二十面相の顔が、苦しげにゆがんで、細い悲しいしわがれ声で、そんなことをつぶやきながら、じっと明智探偵の顔を見あげました。
「先生、先生は、このあいだ池尻の洋館で、ぼくたちにお約束なさいましたね。一ヵ月以内にきっと二十面相をつかまえてみせるって、あのお約束が、こんなに早く実現されようなんて、ぼく、思いもよりませんでした。」小泉信雄君が、少年たちのうしろから、名探偵をたたえるように、ほがらかなちょうしで言いました。
「そうだ。