Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
応接間のほうへ通しておきました。」
明智探偵と小林君が応接間へはいって行きますと、四十歳余りのりっぱな紳士と、学生服のかわいらしい少年がイスから立ちあがってあいさつしました。ひととおりあいさつがすんだあとで、手塚君のおとうさんは、小林少年のリンゴのような頬をながめながら、
「このかたが小林さんですか。篠崎君からいろいろあんたの手がら話を聞きましたよ。うちの昌一とは二つ三つしか年がちがわないようだが、そんな小さいなりをして、えらいものですなあ。」
とほめあげるのでした。昌一君も、尊敬のまなざしで小林少年を見つめています。小林君の頬はまたしてもいっそう赤くなりました。
みんながイスにかけると、昌一君のおとうさんは、「皇帝の夜光の時計」という、非常にたいせつな家宝を持っていること、青銅の魔人がそれをねらって今晩やってくるらしいことを話し、きのうの夕方庭の木立ちの中で、魔人が昌一君の前に残して行った紙きれをテーブルの上にひろげました。
「フーン、これは気味のわるい字ですね。」
明智探偵が紙きれを手にとって、つぶやきます。
「そうでしょう。まるできちがいが書いたようなうす気味のわるい字です。