Japanische Klassiker mit Furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.920 Zeichen · 421 Bildschirme
記章ならみんなが一つずつ持っていればよさそうなものですが、それを二十枚も三十枚も用意しているのにはわけがあったのです。団員のひとりがほかの団員に、ある場所を知らせようとするときに、その道すじのところどころへバッジを落としておけば、キラキラ銀色に光っているのですから、じゅうぶん目印になるのです。
げんに小林君が怪人二十面相のためにとりこにされ、おそろしい水責めにあったとき、このバッジのおかげで、そのゆくえがわかり、ぶじに救われたという事実さえあるのです。そのバッジを、見知らぬ自動車運転手が持っているのを見ますと、三人は思わず顔を見あわせました。
「ええ、それBDバッジっていうんです。ぼくたちの記章です。あなたはどうしてそれを持っているんですか。」
上村君がうたがわしげにたずねますと、みょうな運転手はにこにこして答えました。
「拾ったんですよ。」
「エッ、拾ったって? どこで?」
「このへんじゃありません。ずっと遠いところです。だから、きみたちが落としたのを拾ったわけではないのですよ。」
「遠いところって?」
「麻布ですがね、ぼくも町の名ははっきり知らない。行けばわかるんだけど。