Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじょうのみち
海上の道
柳田 国男
Lesen Sie 海上の道 (かいじょうのみち) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.344 Zeichen · 353 Bildschirme
に見え、今でも尋ねてみればまだまだ多くの例が集められそうに思われるが、そういう中でも印旛郡本埜村荒野、十月十五日の雷公神社の祭日に、その年の新郎新婦が一組、特に盛装して社殿と寺、もとは庄屋の家へも廻って行って、男女それぞれに相伝したささげ歌というのを歌うことになっていた。ササゲは頭の上に物を戴くことをいうらしく、歌の詞の中からもほぼその意味が汲み取られる。僅かばかりの記憶の誤りが有るようだが、まず男の方の辞句には、
まことやら鹿島みなとへ
弥勒かな、よき(ママ)
舳艫には伊勢春日
中は鹿島の大やしろ
世の中はいつも正月
男が水汲む、女がいたゞく
其水を上げ下し見申せば
子持金がなゝ(ママ)九つ
二つを宿に置き候
七つで倉を建て候
…………………
…………………
天竺の雲のあひから
十三姫がなゝ(ママ)米をまく
米まけば只もまけかし
みろく続けと米をまき云々
というような言葉があり、また一方の女相伝の歌にも、
…………………
当村のうぶすな神
天にござます神なれば
七難を払ひ申して
村へ米を下すべし
当年何どし、何の歳にて候
世は万作年で候
めでたいな、五穀上りて
浮世の人が喜ぶ
行き候や、かへり候や