Japanische Klassiker mit Furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Lesen Sie 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 214.332 Zeichen · 426 Bildschirme
塩梅だ、此処に人家があったと云うので、駈下りて覗くと、チラ/\焚火の明が見えます。
新「ヘエ、御免なさい/\、少し御免なさい、お願いでございます」
男「誰だか」
新「ヘイ、私は江戸の者でございますが、御当地へ参りまして、此の大雨に雷鳴で、誠に道も分りませんで難儀を致しますが、少しの間お置きなすって下さる訳には参りますまいか、雨の晴れます間でげすがナ」
男「ハア大雨に雷鳴で困るてえ、それだら明けて這入りなせい、明る戸だに」
新「ヘエ左様でげすか、御免なさい、慌てゝ居りますから戸が隙いて居りますのも夢中でね、ヘイ何うも初めて参りましたが、泊で聞き/\参りました者で、勝手を知りませんから難儀致しまして、もう川へ落ちたり田の中へ落ちましたりして、漸々の事で此方まで参りましたが、何うか一晩お泊めなすって下されますれば有難い事で」
男「泊めるたって泊めねえたって己の家じゃアねえ、己も通り掛って雷鳴が嫌いで、大雨は降るし、仕様が無えが、此処ナ家へ駈込んで、主は留守だが雨止みをする間、火の気が無えから些とばかり麁朶を突燻て燃して居るだが、己が家でなえから泊める